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糖尿病って?

■血糖って?
よく健康診断などで「血糖値」という言葉を聞きます。血糖とは、血液中に含まれる「ブドウ糖」のことをいいます。砂糖の量ではありません。
人は生きていくために活動するエネルギーをブドウ糖からつくりだします。ブドウ糖は、血液中にある一定量含まれていて、いつでも細胞に供給できるように準備されています。私たちが歩いたり走ったりするのにも、呼吸したり、考えたりすることでさえもブドウ糖なしでは出来ないのです。

■血糖値を下げるホルモン「インスリン」
人の身体は、血糖値が一定になっているように調節しています。この血糖値を一定に保つ役割をしているのがホルモンです。
血糖値を調節するホルモンには血糖値を上げる働きをするホルモンと、下げる働きをするホルモンがあります。人間は活動するために血糖(ブドウ糖)が絶対に必要です。血糖値があまりにも下がってしまうと「命」に危険があります。命を守るために、血糖値を高くする作用を持つホルモンは数種類用意されています。食後は腸から栄養分が吸収されて血糖値が急激に高くなりますので、 これを一定に保つためにインスリンというホルモンが血糖値を下げてくれています。しかし、人類が誕生してからずっと長い間、食物が豊富にあることが少なかったからでしょうか、「インスリン」は血糖値を下げる唯一のホルモンなのです。

■糖尿病って?
糖尿病とはどのような病気でしょうか? 糖尿病はインスリンの量が低下している。また、インスリンが出てもインスリンが効かない(血糖値が下がらない)ことによって、高血糖状態が続いている場合を糖尿病っていいます。高血糖になると口が渇いたり、尿がたくさん出たり、脱水状態にったり、ひどいと昏睡を起こしたりもします。でも、糖尿病で本当に問題になるのは長期間の慢性的な高血糖状態です。慢性的に高血糖状態が続くと、身体中の臓器に様々な悪影響がでます。糖尿病は成因によって、大きく1型糖尿病と2型糖尿病にわけられます。

糖尿病の3大合併症

慢性的な高血糖状態がもたらす障害、つまり慢性合併症には主なものとして「糖尿病網膜症」「糖尿病神経症」「糖尿病腎症」があり、3大合併症といわれています。

■糖尿病網膜症
初期の発生部分によっては視力障害が出にくく、発見が遅れてしまうことも多いのです。このため、後天的な成人の失明原因の大半を占めます。

■糖尿病神経症
末梢の神経と自律神経を中心に障害がおきます。しびれ、痛み、灼熱感、胃腸障害、膀胱障害、発汗障害など多彩な症状がでます。温痛覚や触圧覚などの感覚低下があると、足の壊疽の発見が遅れてしまう原因にもなります。

■糖尿病腎症
糖尿病は細かい動脈に障害を起こします。糖尿病腎症は人工透析に至る原因として急速に増加しています。

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